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REPORT3 ロジスクエア京田辺A新築工事 様々な手法を用いて関西エリア最大級のプロジェクトに挑む

  • SDGs エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • SDGs 働きがいも経済成長も
  • SDGs 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • SDGs つくる責任つかう責任
  • SDGs 気候変動に具体的な対策を
ロジスクエア京田辺A新築工事 外観▪外観
完成予想パース▪完成予想パース
PROJECT DATA
事業主
株式会社シーアールイー
設計・監理
株式会社錢高組一級建築士事務所
工事場所
京都府京田辺市
工期
2023年4月~2025年2月
工事概要
RC+S造、地上4階
建築面積:
41,887.81㎡
延床面積:
156,323.43㎡
施工場所 地図
目次

大阪・京都エリアへのアクセスに優れた関西エリア最大のプロジェクト

京都府南部の京田辺市は、近畿地方の人口集積地である大阪北摂エリアや京都都心部へのアクセスに優れ、新たな物流拠点として発展が見込まれています。本工事は大住工業団地に隣接し、高速道路へのアクセスにも優れる敷地に、世界の人とモノをつなぐ物流インフラプラットフォームとしてNO.1企業グループを目指すシーアールイー様の関西エリア最大級となる物流施設を開発するプロジェクトです。本工事は規模が非常に大きく、使用する資機材の量や従事される作業員の方々の人数、周辺環境に与える影響も大きくなるため、環境配慮や生産性向上につながる様々な手法を用いながら施工を進めています。

環境にやさしいステンレス製型枠を柱型枠に採用

本工事は当社保有技術であるRC+S造(柱:鉄筋コンクリート造、梁:鉄骨造)を採用していますが、大規模なために総本数1,032本もの膨大な数の柱が配置されています。
柱コンクリートの打設に使用する型枠は、通常の木製の型枠の場合、転用可能な回数が5回程度であるために大量の木材が必要となり、廃棄物も多く発生します。
本工事では耐久性の高いステンレス製型枠を採用し、50回以上の転用を可能としました。型枠材には最終的に廃棄される木材を使用せず、リサイクル可能な鋼材を使用して廃棄物の削減を実現するとともに、木製型枠より剛性が高く、軽量であるステンレス製型枠の採用により施工性の向上も実現しました。

ステンレス製型枠組立状況▪ステンレス製型枠組立状況

省力化につながる様々な手法を採用
~ALC立上り壁のPCa化、鉄筋地組み工法~

屋内の間仕切り壁の施工に当たっては、足元部分にあらかじめ外部の工場で製作したPCa部材を使用。現場でコンクリートを打設する在来工法と比較して大幅な省力化・工期短縮を実現しました。
また、鉄筋組立はあらかじめ施工性のよい作業ヤードで組み立てた地中梁筋・柱筋を所定の場所に設置する「地組み工法」を採用することで高所作業や不安定な場所での作業を削減。安全を確保した効率的な作業を可能にしたことで安全と品質と生産性の向上につなげました。

PCa化した立上り壁▪PCa化した立上り壁

作業員一人ひとりが働きやすい環境づくり
~CCUSの普及推進と熱中症対策~

建設工事を成功に導くためには、当社社員だけではなく多くの協力会社の作業員の協力が不可欠で、作業員の皆様のキャリア形成と蓄積は重要な課題となっています。そのため、建設業全体で建設技能者の就業実績や資格等を登録する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」の利用が進められています。元請企業であるゼネコンにとってもCCUSの普及促進に向けた取り組みは建設業の持続性の為にも重要な使命です。
当工事では現場内にアサヒ飲料様が開発した「CCUS応援自販機」を導入し、CCUS登録者を対象に1日1本無料で飲料を受け取ることができるサービスを導入しています。本自販機の導入によりCCUSへの登録を後押しするとともに、当作業所で一緒に働く作業員が働きやすい環境づくりにつなげています。
作業員の方からは「毎日のことなのですごくありがたい」「ほかの現場でも導入してほしい」と好評であり、「夏場の熱中症対策に非常に有効だ」といった声も上がっています。本工事がアサヒ飲料様の導入第一弾となり、2024年7月末現在、当社では全国で14の作業所に設置が拡大しています。
また、熱中症対策として作業員休憩所前に設置した大型冷凍庫に塩分補給ゼリーや冷却ジェルシート等を常備しています。このような取り組みを行い、作業員の方々が働きやすい職場づくりに努めています。

  • CCUS応援自販機▪CCUS応援自販機
  • CCUS応援自販機

施工現場から

作業所長 土肥 和也

作業所長土肥 和也

他に類を見ない工事に全社一丸となって取り組む本工事はシーアールイー様にとってだけでなく、当社にとっても過去に類を見ない大規模なプロジェクトとなっています。本工事の取り組みでは過去に施工した豊富な類似物件から、様々な生産性向上につながる手法を取り入れています。また、類似物件を経験した社員を含む施工ワーキンググループが施工計画の立案を支援し、高品質な施工を実現するために当社の持てる経験とノウハウを注ぎ込んで工事に取り組んでいます。
2025年2月の竣工に向けて現場は最繁忙期を迎えていますが、生産性向上につながる更なる手法を用いて取り組み、高品質の建物を工期内に引き渡せるよう、協力会社の作業員を含めて作業所が一丸となって取り組んで行きます。