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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2019-No.44

論文・報告
4.ひ素・ふっ素用重金属吸着マットの開発(実証試験結果)
笠水上光博

 都市圏大規模開発や道路・鉄道のトンネル工事等で大量に発生する、ひ素や鉛・ふっ素などの重金属等建設発生土に対して、より合理的な処理方法が求められている。
 “重金属吸着マット”は、主に北海道内で採用実績が増えている待ち受け型封じ込めの“吸着層工法”のプレキャスト版として位置づけられる。
 2018 年に、JFEミネラルと共同開発したふっ素用の重金属吸着マットの開発経過と実証試験(盛土暴露試験)の経過を報告した。
 本報告では、ふっ素用の重金属吸着マットの盛土暴露試験の結果と吸着能力の評価について報告する。また、既開発のひ素用の重金属吸着マットについても、合わせて盛土暴露試験を行っており、その結果と吸着能力の評価についても報告する。

key words:土壌汚染対策、環境保全、トンネル工事、自然由来土壌汚染、ふっ素、ひ素

 
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