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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2020-No.45

論文・報告
10.高橋脚を有するPC3 径間連続箱桁橋の施工
-(仮称)新安家大橋-
立花勝利 細野順平 上田高博 角田晋相

 本工事は、三陸沿岸道路(普代~久慈区間)のうち安家川を跨ぐ231m のPC3 径間連続箱桁橋の上部工工事である。地域環境としては、安家川には「さけ・ます孵化場」があり、河川への影響がないように配慮が必要である。また夏には「やませ」と呼ばれる冷たい湿った風が海から吹く地域である。
 本工事の上部工は、施工中の品質確保が重要な管理ポイントであったが、パイプクーリング、採光性パネル、超低粘性グラウト等の技術の採用により、コンクリートのひび割れ防止、正確なプレストレス導入、および確実なグラウト充填を実施することができた。また、張出し架設中の水平力を仮固定コンクリートの接触面の摩擦力で対応させるため、仮固定コンクリートの平面寸法が大きくなっていたが、ウォータージェット工法の採用により安全かつ確実にこれを撤去することができた。ここでは、(仮称)新安家大橋の高橋脚を有するPC3 径間連続箱桁橋上部工の施工に関して報告する。

key words:PC3 径間連続箱桁橋、橋梁上部工、張出し施工、品質管理、非対称張出、仮支承工

 
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