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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2020-No.45

論文・報告
8.光ファイバーを用いた充填検知センサーの長距離伝送化
角田晋相 吉岡圭介 松島 睦

 コンクリート打設やPC グラウト注入など充填性が品質に影響する施工においては、型枠やシース内部にセンサーを設置して充填状況を確認しながら施工することがよく行われる。
 計測技術としては、プラスチック製光ファイバーを用いて光の強さを計測することで、センシング部の状態を確認するシステムが開発1)されており、コンクリートやグラウトの充填を検知するセンサーとしても実用化している2)~7)。
 しかし、プラスチック製の光ファイバーはケーブル内を伝わる光の損失が大きく、充填検知センサーのケーブル長は数十m に限定していた。そこで、光ファイバーに与える光源とセンサー形状の見直しを行い、ファイバーケーブル内の光の伝送距離を長距離化することで、充填センサーの用途拡大を図り、シールド工事における二次覆工とセグメント間の中詰充填工の充填確認に適用した。

key words:光ファイバー、充填検知、裏込め充填

 
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