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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2020-No.45

論文・報告
3.高炉スラグ微粉末を混和材として用いたコンクリートの性状
その3 実機試験練りの試験概要とフレッシュ性状
薗井孫文

 建設業界においては、他業種よりエネルギーの消費量や二酸化炭素の排出量が大きく、特に構造材料として最も使用量が多いコンクリート分野では、二酸化炭素排出量の削減の課題は重要であるとともにSDGs の達成につながると考えられる。そこで、本研究では、高炉スラグ微粉末を幅広い使用率で混和材料として用いたコンクリートの性状を把握することを目的として実施した。前報1)その1、その2ではフレッシュ時および硬化後の性状を把握する目的として実施した室内実験について報告した。今回、建築物への汎用的な適用について検討するため実機プラントの試験練りを実施し実大モデル試験体の施工実験を行った。その3では、実機試験練りの試験概要およびフレッシュ性状等についての結果を報告する。

key words:環境配慮型コンクリート、高炉スラグ微粉末、フレッシュ性状

 
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