技術とサービス
錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)
錢高組技報2016-No.41
論文・報告
2.山岳トンネルの安全対策・省エネ制御システム「TUNNEL EYE」の開発
山岳トンネルの施工では、より一層の安全管理の向上に加え、昼夜を通じて施工機械や工事照明、換気ファンなどの多くの電気機器を用いるため、省エネルギー化が求められている。
そこで、筆者らは、トンネル現場内にIoT のネットワークを構築して、入坑者位置や作業環境濃度を常時監視し、作業状態を把握できるように施工機械の電力量などの情報をセンシングして安全管理の向上を図ったうえで、これらのデータを活用することで、工事照明と換気ファンを自動で省エネ制御するシステム「TUNNEL EYE」(トンネルアイ)を開発した。
本報では、システムを実際の山岳トンネル現場で試験導入し、安全管理を向上させた事例と、省エネルギー化を両立させた手法について報告する。
key words:山岳トンネル、安全対策、作業環境、省エネ、工事照明、換気ファン
本文(PDF)
白石雅嗣 笠水上光博 安部 剛 星野毅志
山岳トンネルの施工では、より一層の安全管理の向上に加え、昼夜を通じて施工機械や工事照明、換気ファンなどの多くの電気機器を用いるため、省エネルギー化が求められている。
そこで、筆者らは、トンネル現場内にIoT のネットワークを構築して、入坑者位置や作業環境濃度を常時監視し、作業状態を把握できるように施工機械の電力量などの情報をセンシングして安全管理の向上を図ったうえで、これらのデータを活用することで、工事照明と換気ファンを自動で省エネ制御するシステム「TUNNEL EYE」(トンネルアイ)を開発した。
本報では、システムを実際の山岳トンネル現場で試験導入し、安全管理を向上させた事例と、省エネルギー化を両立させた手法について報告する。
key words:山岳トンネル、安全対策、作業環境、省エネ、工事照明、換気ファン