CSR
持続可能な社会の実現に向けてCSRへの取り組み
人権・労働慣行多様な人材の活用～社内FA制度・グローバル人材～
IoTの時代にあっても建設という「モノづくり」の現場を支えているのは人であり、だからこそ人から人へと技術や技能は伝承されてきました。「最大の財産は人である」という基本的な考えのもと、当社は、社員一人ひとりが日々の業務にやりがいを持ち、活き活きと働くことができる労働環境づくりに努めています。
2023年4月からはじまった「第13次中期経営計画」においては、人材の育成・確保により組織強化の基盤を形成することを大きな柱のひとつと位置付けています。様々な「人」が集い、多方面に活躍できる「場」を提供することで、当社の技術力やモノづくりに対する情熱を高めています。
各種社内制度の採用
① 社内ＦＡ制度（Z-チャレンジ21）
当社では、社員一人ひとりが保有している能力の発揮を組織の活性化につなげることを目的に、希望職種への挑戦をアピールできる制度を設けています。
挑戦する人の「熱意」「やる気」「努力」をしっかりと確認した上で、希望業務を行う部署への異動を検討しています。
② 自己申告制度
当社では、全社員が希望する部署や勤務地などを自己申告できる制度を設けています。海外勤務に対する希望の有無などもこの制度を通じて確認しています。希望者を優先的に「適所 適材」に配置することが可能となり、人員配置に対する社員の満足度向上を図っています。
グローバル人材の活用・雇用拡大
世界の経済活動を隔てる国境の壁は低くなり、グローバル化は現在も急速に進展しています。国籍や文化的背景に関係なく、一人ひとりが持っている多様な感性や視点を活用することにより、さらなる会社の発展につなげていきたいと考えています。
当社では将来、海外事業の中核となり得る外国人スタッフに対し、日本で日本語の語学研修と、施工管理や工務・積算業務などの技術研修を行う「外国人研修制度」を導入しています。これまでにベトナム人エンジニア5名がこの制度を活用し、日本での研修を経て、現在はベトナムおよび日本国内でそれぞれ活躍しています。また、当社は外国籍人材の採用にも積極的に取り組んでおり、これまで中国・ベトナム・マレーシア・ミャンマー等の外国籍人材の採用実績があります。
外国籍技術者の活躍
作業所長を目指して日本で建築を学ぶ
東京支社建築支店建築部
ウン・シィ・ロイ(ベトナム国籍)
日本に来ようと思ったきっかけを教えてください。
日本の建築に惹かれて、日本で建築技術の知識を勉強したいと思いました。
初めて日本に来た時の感想を教えてください。
6年ほど前に日本へ来ましたが、日本では初めて経験する建築技術が多く、ベトナムより優れていたことに驚きました。また、日本の公共交通機関は便利だと感じています。
錢高組を志望した理由を教えてください。
2012年に錢高組がベトナムで最大級となる日系企業の生産施設を施工することを知り、ぜひ参加したいと思いました。
働いてよかったと思うところを教えてください。
錢高組の社員は、仕事熱心でその姿勢にいつも刺激を受けています。また、私が今住んでいる社宅は、公共施設へのアクセスが良く、とても便利です。生活費が少し高いですが、安心して暮らすことができます。
将来の夢や目標は。
技量や知識を今以上に身につけて、色々な物件に関わり、将来的には作業所長になることを目標にしています。