ZENITAKA Topics
東北大学病院 先進医療棟
2018年05月 UP
北西面外観
2018年5月1日、東北大学病院に当社施工の、先進医療に特化した新しい診療棟「先進医療棟」がオープンしました。
工事概要
施工場所 | 仙台市青葉区星陵町2-1 東北大学星陵団地構内 |
---|---|
建築主 | 国立学校法人 東北大学 |
設計者 | 株式会社 梓設計 |
監理者 | 東北大学 施設部 |
工期 | 2014年01月21日 ~ 2018年03月30日(解体含む) |
構造 | 柱SRC造・梁S造、地下1階地上5階建、基礎免震構造 |
規模 | 建築面積 3,287m2、延床面積 16,044m2 |
北東面外観
建物
建物は地下1階地上5階建て、延床面積16,044㎡の免震構造で、高度先進医療をより安全に提供する事を目的として新設されました。
これまで院内に分散して配置されていた中央診療機能が集約され、それぞれ最新鋭の医療機器を備えることで、宮城県の特定機能病院である東北大学病院における診療の中心・中核を担う施設が完成しました。
リニアック(放射線治療装置)
重症ハイブリッドER(救急救命システム)
施工
稼働している病院敷地内での工事であるために緊急車両動線を変更することも必要になりました。その都度、変更する日程・経路等を病院と宮城県消防局とで調整頂きながら、病院運営に対する大きなトラブル、品質・安全上の事故事件もなく、約4年という工事を無事竣工することが出来ました。
また、建物完成後に入る医療機器や機械設備との取合い調整、中でも地下のリニアック治療室、宮城県では初めて設置となる「第1種感染病床」(エボラ出血熱等対応設備)等、大学病院ならではの特殊医療設備や最新の医療機器を設置するにあたり、各部医療部門関係者に機器メーカーを交えた綿密なヒアリングを重ね、その内容を施工へ反映させました。
鉄骨建方状況 (撮影日2016.6.29)
北面外構舗装工事状況(撮影日2017.11.9)