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慶應義塾大学三田キャンパス南校舎
2011年03月 UP
南面外観
慶應義塾大学三田キャンパスに新しく誕生した南校舎は、慶應義塾創立150年記念事業の一環として、三田キャンパスを21世紀の学術・文化を先導するにふさわしいキャンパスにするために計画された建物です。
工事概要
施工場所 | 東京都港区 |
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建築主 | 学校法人 慶應義塾大学 |
設計・監理 | 株式会社 日建設計 |
工期 | 2009年12月7日~2011年3月23日 |
建物用途 | 教育施設 |
構造・規模 | RC造(一部SRC、S造) 地下1階 地上7階建 |
建築面積 | 2,252.40m2 |
延床面積 | 14,876.94m2 |
建物 Building
三田キャンパス南門に面した南校舎には、680人を収容できる南校舎ホールをはじめ、200人を収容できる大教室や学生ラウンジ、ザ・カフェテリアなどが備えられています。建物の中央には南門から中庭に抜ける吹抜けに階段が設置され、大学の入り口として相応しいアプローチを形成しています。
中央階段
5階「南校舎ホール」
2階 200人教室
環境への配慮
教室の窓には、日射を防ぐための深い庇を設けるとともに、室内に間接光を取り込むライトシェルフが設置されています。また、建物中央には2階トップライトまで届く吹抜けを設け、各フロアに自然光を取り込むなど、様々な手法で照明負荷、空調負荷を低減した環境に優しい建物になっています。
7階 ラウンジ
4階 「ザ・カフェテリア」
3階 「社中交歡 萬來舍」個室3
構造 Structure
地下1階と地上1階の間に免震層階を設ける中間階免震構造(積層ゴム免震装置38基、鋼製ダンパー6基、鉛ダンパー28基)を採用しています。免震上部階では、耐力壁や柱断面を小さくできるため、空間を広く使うことができるほか、高度な安全性を有する建物となっています。
断面図
鋼製ダンパー
鉛ダンパー