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柏の葉スマートシティ・ゲートスクエア
全景
2014年7月8日、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅前に柏の葉スマートシティの中核施設となる「ゲートスクエア」がグランドオープンしました。「ゲートスクエア」は、環境共生型のショップ&オフィス、ホテルやサービスアパートメント、賃貸住宅まで多彩なニーズに対応したホテル&レジデンスを中心とした大規模開発工事の中核となるエリアです。この開発は、内閣府より総合特区、環境未来都市の認定を受けた大プロジェクトです。
建物配置図
センタープラザ
工事概要
施工場所 | 千葉県柏市 |
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建築主 | 三井不動産株式会社 |
設計・施工 | 錢高組 |
構造規模 | SRC造、一部S造 地下1階 地上7階 |
建築面積 | 8,383.30m2 |
延床面積 | 37,693.96m2 |
構造規模 | RC造、地下1階 地上14階 免震構造 |
建築面積 | 3,381.99m2 |
延床面積 | 24,014.34m2 |
建物 Building
ショップ&オフィスは「ららぽーと柏の葉 北館」と事務所フロアに加え創業支援拠点「KOIL」、健康サポートフロア「街の健やかステーション」からなります。
ホテル&レジデンスにはホテル、賃貸住宅、国際交流住宅、ホール、スマートセンター(防災センター)が含まれており、災害時にも機能を維持できる免震構造にしました。
様々なニーズへの対応が可能なことから、出張者や研究者が利用するほか、国際会議の開催にも適しています。
エネルギー棟は、電力融通装置、特高受変設備、太陽光発電や蓄電池を備え、街区を超えて電力を融通しあう、日本初の本格的なスマートグリッドの要となる先進的な施設です。
ゲートスクエアの中においては災害による停電時においても約6割程度の電力が供給され、3日間の電力維持が可能となります。
エネルギー棟
ショップ&オフィス
ホテル&レジデンス
採用した環境配慮技術
ホテル&レジデンスとショップ&オフィスに附属するエネルギー棟は免震構造を採用するとともに非常用発電機や蓄電池、太陽光発電など、エネルギー供給網の複線化も図っています。
環境共生施設としてCO2排出量を約40%削減すべく先導的な環境配慮技術を多数採用し、CASBEE柏でSランク(最も優れている)認証を取得しています。柏の葉スマートシティ全体では2030年までに50~70%のCO2排出量削減を目指します。
柏の葉スマートシティの中枢機能を支えるため高い耐震安全性、非常時のライフライン確保など、BCPにも対応しています。
非常時の防災拠点となるエネルギー棟とホテル&レジデンスは免震構造を採用し、万一の被災時にも損傷を受けずに機能を維持できる構造としています。
また、非常時の帰宅困難者を3日間(72時間)安全に滞在できる設備と約1,000人を収容できるホールがあり、3,000人分の非常用食品や毛布などを備えています。
CO2排出量とCASBEE柏評価結果
柏の葉エリアエネルギー管理システム(AEMS)