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工事レポート

「福岡導水施設地震対策事業 2号トンネル併設水路」が貫通しました

2025年07月 UP
「福岡導水施設地震対策事業 2号トンネル併設水路」が貫通しました

 当社が施工中の「福岡導水施設地震対策事業 2号トンネル併設水路工事」において、2025年4月26日に上口工区工事が到達点に先に到達し、2025年5月20日に下口工区工事で貫通式が執り行われ、延長約5.5kmのトンネルが貫通しました。

工事概要

工事名 福岡導水施設地震対策2号トンネル併設水路上口工区工事・下口工区工事
事業主 (独)水資源機構
施工場所 福岡県筑紫野市,大野城市
工期 2020年10月~2027年3月
工事概要 施工延長 L=5.5km(上口工区:2.5km、下口工区:3.0km)
小断面NATM工法
 

 式典には、発注者である(独)水資源機構をはじめ、下口工区施工者の(株)錢高組、(株)河秀組(上口工区の施工者は(株)錢高組、木部建設(株))より工事関係者ら計40名が参列して行われました。式典が行われたのは、トンネル延長約5.5kmのうち、水路下流側(下口工区側)から約3.0kmの位置の貫通点です。トンネルの貫通式では、無事に掘削工事が完了したことを山の神様に奉告し、感謝の祈りを捧げます。下口工区側から発破を行い、貫通を確認した後、清めの儀、万歳三唱、乾杯が行われました。

 福岡導水施設は、筑後川より取水し、福岡都市圏および佐賀県基山町への水道用原水として毎秒2.767m3(計画最大水量)を供給しています。福岡都市圏は水道用水の約1/3を筑後川で維持しており、福岡導水施設は非常に重要なライフラインとなっています。
 導水施設の運用は昭和58年(1983年)に開始されており、老朽化と近年頻発する大規模地震への対策事業の一部として、当工事が発注されました。
 今後は、覆工コンクリートの施工を進め、工事完成は2027年3月を予定しています。