技術とサービス
室内温熱環境の快適性シミュレーション
室内の快適性まで考慮したZEB化をご提案します
一般的にZEB建物は、①負荷抑制(高断熱化、日射遮蔽等)、②自然エネルギー利用(地中熱利用等)、③設備システムの高効率化等の省エネ技術を組合せて、建物のエネルギー消費量を算定し設計しますが、当社では、更に、室内の温熱環境をシミュレートすることで、快適性まで考慮したZEB化をご提案します。
室内の快適性は、温度、湿度、気流、輻射、着衣量、活動量の6要素をもとに、人間がどのように感じるのかを表す温冷感指標(PMV)を算出し、室内の快適性をシミュレートします。
※PMV(予想平均温冷感申告):1997年に国際規格であるISO7730として認証された指標で す。-0.5<PMV<+0.5を快適領域として推奨しています。
PMVの算出は、室内温熱解析と同じように解析モデルに、空調機の吹出温度・風量等の解析条件を入力し、温度、湿度、気流を求めるのと同時に輻射計算を行い、空間内部の輻射温度を求めます。解析終了後、空間内に滞在している人の平均着衣量、活動量を与えて算出します。
PMVの平面分布