技術とサービス
ケーソン刃口掘削工法
硬質粘性土地盤でも安定掘削
圧入ケーソンは、クローラクレーンに装着したクラムセルで水中掘削を行いながら、周辺地盤に打設したアースアンカーを反力として圧入沈設する工法です。洪積粘性土地盤では、沈設に長期間の日数が必要でした。
これは、ケーソン刃口にクラムセルの刃が届かず掘削が困難なため、刃口部分に洪積粘性土が付着して先端の抵抗力が増加することが原因でした。新しい削孔機は刃口部分にコアドリルを配置し、ケーソン刃口部の洪積粘性土を容易に排土できるもので、従来より短期間でケーソンを沈設できます。
■ 装置
削孔機は、軽量なコアドリルを用いており、削孔機を固定及び移動するための水平リングは軽量かつシンプルな構造です。現場及び室内削孔試験を行い、コアドリルが洪積粘性土を削孔、引き上げ、排出可能であることを確認しました。
連続削孔状況
室内削孔実験
コアドリル
■ 施工手順