技術とサービス
省エネ改修
地球温暖化防止は私たち一人ひとりが取り組むべき課題です。バリューアップ提案では、主に空調や照明器具などの更新により建物で消費するエネルギー量を大幅に削減。省エネと同時にCO2排出量も削減します。
【事例紹介】
■自然エネルギー、排熱利用で大規模省エネ
東京ガス株式会社 中原ビル(神奈川県川崎市)
空調、給湯にはソーラーリンクによる太陽熱とマイクロガスタービンコジェネレーション発電の排熱を利用しています。
外断熱の採用で外部からの熱負荷を低減しました。照明には高効率型器具を使用し、人感センサー、照度センサーによる制御も行っています。
その他、エネルギー消費量と機器の運転状況を最適化する簡易型BEMSを導入するなどにより、改修前の一次エネルギー消費量を約23%削減しました。
CASBEE*による環境性能効率評価は、改修前0.7(Bランク)から改修後1.6(Aランク)となり、大きく改善しました。
*CASBEE:Comprehensive Assessment System for Building Environment Efficiency: 財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が認証する建築物総合環境性能評価システムです。
■ランニングコストを約30%低減
錢高組東北支店
省エネや耐震補強を含む大規模改修工事をわずか4ヶ月で施工、新築と変わらないレベルまでバリューアップを図りました。高効率型照明と加湿器付き全熱交換器を採用し、冬場、土間からの冷えが予想される1階には還流ファンを設置して上下温度のムラをなくしました。
外壁には外断熱を採用することで冷暖房効率を大幅に向上させ、冬期の光熱費を30%以上削減しました。
空調、加湿方式と節水型トイレへの変更で、水道使用量を約50%削減しました。
改修前(左)と改修後(右)