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技術とサービス

日射制御・断熱・遮熱

日射制御は庇やバルコニーなどを用いる手法が一般的です。ルーバーなどを用いて省エネ効果だけでなく建物に彩りを加えるなど、意匠上の効果を持たせる場合もあります。

■ルーバー
ルーバーとは、羽板(はいた)と呼ばれる細長い板を並行に組んで板状にし、日除けや雨、風を遮る目的で取付けるものです。

陶管ルーバーは、芯材の亜鉛メッキ鋼管を陶器(テラコッタ)で覆った建材です。熱伝導率が低い材料なので遮熱効果が高く、省エネルギー効果も高いものです。

強化合わせガラスを使用したガラスルーバーは、外部からの視線は遮らず、直射日光や雨を遮ることができます。

陶管ルーバー

陶管ルーバー

ガラスルーバー

ガラスルーバー

■遮熱
熱線反射ガラスは表面に金属酸化物をコーティングしたガラスで、日射エネルギーを反射し冷房負荷を低減させる効果があります。

ハーフミラー効果があり美観にすぐれているため、オフィスビルの外装に用いると個性的なファサードを創出できます。

■Low-E複層ガラス
Low-E(Low-Emissivity)ガラスとは、通常のフロートガラスに金属膜をコーティングし、放射率を小さくすることで伝熱が小さくなるという特徴を有するガラスです。複層ガラスとして使用することで断熱性をより一層高めるとともに、夏場の遮熱性をも高めることができ、冷暖房両方の負荷を軽減します。

熱反射ガラスの遮熱イメージ

熱反射ガラスの遮熱イメージ

複層ガラスのイメージ

複層ガラスのイメージ

左は、室内側のガラスに金属膜があるため、室内の熱を外に逃がさない断熱効果のあるタイプです。東北以北など、冬季の暖房効果を高めるために用います(高断熱ガラス)。右は、室外側のガラスに金属膜があるため、断熱プラス直射日光の日射熱を軽減する効果のあるタイプです。関東以西などで夏季の冷房効果を高めるために用います(高遮熱断熱ガラス)。

■ペリメータゾーンの熱負荷低減
建物の外皮(屋根、外壁、窓などの開口部)から室内側5m程度の範囲をペリメータゾーンと言います。この範囲は日射の影響を受けやすく、部屋の中央部とは温度などの環境が異なるため、従来はペリメータゾーン用の単独空調が用いられていました。近年は下図のような手法を採用することにより、日射による熱負荷を抑制し、ペリメータレス空調を可能としています。

■断熱
建物の外皮(屋根、外壁、窓などの開口部)における適切な断熱は、建物の熱負荷を低減させるため省エネ効果をもたらすとともに、結露防止効果も期待できます。

■外断熱
外断熱は、断熱層を構造体の外側に配置する工法です。この建物はゼロフロン高性能断熱材を使用したRC外断熱システムを採用してます。様々な外装材に対応できるほか通気性に優れており、外壁コンクリートの中性化抑制も図ることができます。新築工事はもちろん、改修工事でも容易に対応できます。

外断熱施工中

外断熱施工中

内断熱と外断熱の躯体温度の比較

内断熱と外断熱の躯体温度の比較