技術とサービス
高強度コンクリート
超高層RC建築を支える基礎技術です
近年、大都市圏を中心に超高層RC造集合住宅の建築が盛んに行われており、柱部材断面を小さくして空間の有効利用を図るため、設計基準強度(Fc)100N/mm2を超える超高強度コンクリートの使用が報告されています。
当社では、既にFc120N/mm2の材料認定(認定番号:MCON-0505、2003年2月)、Fc150N/mm2の材料認定(認定番号:MCON-2029、2009年3月)を取得しました。また、実施物件へ向けた実物大模擬試験体を用いた超高強度コンクリートの充填性、施工性についての検証も完了しており、超高層RC建物の更なる超高層化、大スパン化、および高耐久性の向上に取り組んでいます。
Fc150N/mm2施工実験状況
■超高強度RC造のメリット
1. 超高層下層階での柱断面積を大きくすることなく、空間を広く使える。
2. 長大スパンを必要とする構造にも適用が可能となる。
3. S造やCFT造に比べて風や地震による揺れが小さく、居住性に優れる。
4. コンクリート組織が緻密となり、耐久性に優れ、長寿命化が図れる。
実物大模擬試験体