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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2020-No.45

論文・報告
7.有限要素解析におけるトンネル発破振動の影響評価に関する検討
角田晋相 相羽均修 森川淳司

 山岳トンネル工事の施工では非常に硬い地山を掘進することが多く、掘削方法には発破掘削がよく用いられる。しかし、現地では発破にともなう騒音や振動が周辺に伝搬するため、環境対策が求められる。特に近隣に構造物がある場合は、振動による影響が懸念されるため、影響範囲を推定し対策を行う必要がある。一般に、発破振動の影響範囲は経験による推定式を用いて行われるが、計算に用いる指数や係数によって得られる値が大きく異なる。
 そこで、地盤物性や地形に応じて伝搬する発破振動を表現するため、三次元有限要素法による動的解析を実施し、現地での計測結果との比較検討により解析値の妥当性を検証した。

key words:鉄骨梁、横座屈、床スラブ、シアコネクタ、有限要素法解析

 
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