技術とサービス
錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)
錢高組技報2018-No.43
論文・報告
5.資機材搬入出用インクラインの計画と施工
帯金第1トンネルは、トンネル坑口が地盤高より約43m 上に位置するため、当初は仮桟橋を設置してアプローチする方法で設計されていた。しかし、トンネル終点側の上部工がPC橋から鋼橋に変更となり、桁材を運搬するトレーラーの走行が桟橋形式では不可能となった。そのため、取付け工期も短く、専有範囲も狭いインクラインを採用することとなった。
本稿は、インクラインが採用されるに至った経緯と概要および施工方法について報告する。
key words:仮桟橋、インクライン、施工精度、勾配、工期短縮、環境配慮
本文(PDF)
-高低差40m 以上におけるアプローチ方法-
桐木俊之 野村典之 久次米唯
帯金第1トンネルは、トンネル坑口が地盤高より約43m 上に位置するため、当初は仮桟橋を設置してアプローチする方法で設計されていた。しかし、トンネル終点側の上部工がPC橋から鋼橋に変更となり、桁材を運搬するトレーラーの走行が桟橋形式では不可能となった。そのため、取付け工期も短く、専有範囲も狭いインクラインを採用することとなった。
本稿は、インクラインが採用されるに至った経緯と概要および施工方法について報告する。
key words:仮桟橋、インクライン、施工精度、勾配、工期短縮、環境配慮