技術とサービス
錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)
錢高組技報2017-No.42
論文・報告
9.渇水期施工、急曲線トラス橋の精度確保を目的とした橋りょう上下部工の施工
神崎川橋りょうは、上部工:3 径間連続鋼製トラス桁、下部工:井筒鋼管基礎橋脚2 基、逆T式橋脚1 基、逆T式橋台1 基の橋梁である。下部工のうち2 基は河川内に構築する橋脚で、渇水期施工が条件となり工期的に非常に厳しい状況であり、上部工は急曲線(R=280m)鋼製トラス橋で、施工精度を確保する上で難易度の高い工事であった。本報では、下部工の基礎施工において、台船使用による鋼管打設と陸上からの桟橋架設を同時に施工して、渇水期の躯体構築期間を確保した事例と、上部工桁架設において3 次元測量、形状調整装置を利用しての修正等、施工精度を確保するために行った日常管理の手段を紹介する。
key words:下部工の渇水期工期短縮、上部工の桁架設精度の確保
本文(PDF)
-おおさか東線 神崎川橋りょう-
梅中治美 小倉淳司 西本 健 下道輝希
神崎川橋りょうは、上部工:3 径間連続鋼製トラス桁、下部工:井筒鋼管基礎橋脚2 基、逆T式橋脚1 基、逆T式橋台1 基の橋梁である。下部工のうち2 基は河川内に構築する橋脚で、渇水期施工が条件となり工期的に非常に厳しい状況であり、上部工は急曲線(R=280m)鋼製トラス橋で、施工精度を確保する上で難易度の高い工事であった。本報では、下部工の基礎施工において、台船使用による鋼管打設と陸上からの桟橋架設を同時に施工して、渇水期の躯体構築期間を確保した事例と、上部工桁架設において3 次元測量、形状調整装置を利用しての修正等、施工精度を確保するために行った日常管理の手段を紹介する。
key words:下部工の渇水期工期短縮、上部工の桁架設精度の確保