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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2016-No.41

論文・報告
5.塗装の汚れ評価方法に関する研究 その1
-暴露試験および水接触角-
薗井孫文

 建物の高耐久化の要求に伴い、外装材においても高耐久化が求められてきている。外装材の性能評価指標の 1 つに汚れがあるが、これまで、建材塗装において汚れ具合を簡便かつ短期的に評価できる方法が確立されていなかった。そこで(一社)日本建築業連合会では、外装用塗装の汚れ評価に関する適切な試験方法の提案を目的に「外装材の汚れ評価に関するWG」を立ち上げ、16 社にて共同研究を実施した。その結果について2 編に分けて報告する。
 本報では、汚れの実態を把握するために、乾燥形式、水溶性・油系等溶媒、上塗り材の種類などを組み合わせた32 種類の試験体を国内10 ヶ所の屋外に設置した暴露試験を行い、試験前後の汚れ具合を明度差、光沢保持率として測定し評価した。

key words:塗装、暴露、促進、明度、光沢、汚染、汚れ、前処理、水接触角

 
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